【お引越しの流れ③】初めて自分が世帯主になる【三十路】
さてさて新たに引っ越す先では自分が世帯主になるわけだが、自分が勤めている会社には住宅手当というものがある。
その昔、バブリーな時代、弊社には社員寮があったらしい。
今はない。
寮に住んでいない社員は、もちろん家賃を払ってどこかに住んでいるわけなので、その補助の役割なのだと自分は認識している。
今、自分はその住宅手当を5000円貰っている。
”実家暮らしである”ということで5000円。
自分は家賃を払わなくてもいいという状況から、世帯主になることで自分がメインで家賃を払う身分になるわけだ。
(実際には母と折半するのだが)
果たして住宅手当は増えるのだろうか。
就業規約を確かめてみた
たった17ページしかない就業規約のなかに住宅手当の項目があった。
住宅手当は、月額5000円~15000円の範囲で支給する。
金額は、従業員の勤続年数、家族構成、勤務成績等を考慮し支給額を決定する。
と書いてあった。
弊社の就業規約は全くと言っていいほどあてにならない。
住宅以外にもいろんな手当金が書いてあるのだが、ほとんどが廃止されて久しい。
すべてバブリー感覚が抜けていないの時代のものだ。
昇給も毎年1回あるように書かれているが、去年1万円だけ上がったきり。6年働いてその1度きりだ。
賞与(ボーナス)も数年に1度ひと月分の給料くらいの額が支給される。ほぼ気まぐれのようなものだ。
そんな弊社が一人暮らしではない引っ越しで世帯主になったくらいで住宅手当を上げてくれるのか疑問である。
9月30日
昼休み中に電話が不動産から掛かってきた。
無事に審査がおりたようだ。
今の時代に三十路でこの盛りに盛った金額を稼いでいるやつなんかそうそういないぞ!というくらいの年収を契約書書いておいて審査がおりないわけがない。
そしてこの日中に手付金を現金で渡しに行くことになった。
家賃1か月分である。
これは初期費用の内に入っている分だ。
”手付金は現金で”というのが謎である。
令和のこの時代にクレカが使えない部分があるのはとても不思議である。
入居日を正式に決めて、ついでにその件も伝えようと思ったが、さすがに母と相談して決める事なのでとりあえずその日は手付金を渡すだけにした。
これは余談だが、18時30分頃と不動産に約束をしたので定時にさっさと会社を出て自転車で向かう途中、段差とも言えない段差でタイヤをすべらせ左足の親指の骨にヒビが入ってしまった。
当日と翌日の治療やレントゲン代は労災がおりるようだが、そのあと1ヶ月は続く治療に関しては自費だと言われた。
1ヶ月で1万3千円を先払いで。
引っ越しを前に長引くのは困るので思い切って支払った。
毎日レベルで行ってやろうと思う。
10月1日
朝からペインクリニックというところに行った。
会社に連絡をし、労災の事を伝え、レントゲンを撮ってここでヒビが入っていることが判明。
痛み止めをもらったが、ロキソプロフェンNa錠は自分のような喘息持ちは喘息が悪化する恐れがあるので使えない。
薬も労災がおりるとはいえ無駄金だ。
問診表に”喘息あり”と書いたのに読んでいないのだろう。
そして怪我してすぐに駆け込んだ整骨院にも行った。これから1ヶ月お世話になる整骨院である。
「7:3で骨折ではない!」と怪我当日に言っていたがヒビは骨折と同意なので「ごめんねぇ」と言われた。
明らかに折れている見た目でない限り誰にも分ろうはずがないので別に謝らなくてもいいです。
怪我の事はさて置き、不動産に入居日の件で電話した。
11月の頭にしようと母と決めた。
担当の方はお休みだったが伝言を残してもらうことになった。
近いうちに連絡が来るだろう。
入居日が確定したことで引っ越し業者に見積もりをしてもらう日を近々決めないといけないことが分かった。
来週の土曜に近くの業者に頼むことにした。
見積もりの前に少し掃除をしなければならない。
この間ゲーセンで勢いで取ってしまった50センチくらいのレプリカ”ロトの剣”を誰か貰って、いや買ってくれないだろうか。
ドラクエやったことないのに取れてしまったのだ。不本意なのだ。
ネット回線の話だ。
自分も母も auのスマートホンを使っていて、auひかりで固定電話も契約している。
プロバイダーは au one net 。
すっかり忘れていたが、引っ越し先のマンションにはauひかりの回線があるのかどうか。
auのスマホを使っている人がauひかりを契約している場合”スマートバリュー”というシステムで毎月500円くらい割り引かれている。
自分は毎月1ギガ未満しか使っていないので割引対象外だが母はスマートバリューの恩恵を受けているだろう。
なんということだ。調べてみると件のマンションはauひかりに対応していないことが分かった。
↑で確かめてもらったのだが未対応だという。
「固定電話の番号が変わってもいいなら手続きできる」
「電話番号が変えられないなら、一度NTTのアナログ回線にして、引っ越してからまたauで契約を」
と言われた。
クソクソめんどくさい。
昔から使ってきた電話番号だ。
そうそう変えられるわけがない。
自分個人的には固定電話なんかいらないし使わないのだが、母が頑なに固定電話にこだわる。
「信用が違う」という。
いまさらなんの信用だ。
固定電話で得られる信用とはなんだ。会社じゃないんだぞ。
この電話にかかってくるのは勧誘か政治のアレソレだけだ。
幾度も言ってきたが無駄だった。
土曜日にauの店舗に行くことにした。
店舗で答え(手続き方法)が変わるか微妙なところだが、来店予約をとった。
どうにも電話では「一度auを解約して~」の件がうさん臭く聞こえてしまう。
母が言うには「NTTの罠ちゃうか」とのこと。
こういうところが世間の完全リモート化できないところではあるが、確かに不安である。
モヤモヤと考えながら、足の痛みに耐える日だった。
続く