【お引越しの流れ④】新住所になるまでのアレコレ【三十路】
10月2日
不動産からの電話はなかった。
入居日の伝言は担当の人に伝わったのだろうか。
すぐすぐ事が済むわけではないので気長に待つしかあるまい。
この日のメインは仕事後の整骨院だった。
1万3千円支払った1か月分の治療費は、患部に当てる超音波のみの代金だった。
その日毎、毎回580円を払わなくてはならなかった。
週に2回で1160円。
ヤバい。
当たり前と言えば当たり前なので ”包帯代+お世話代” だと思って通うしかない。
大金を支払った分、引っ越しに間に合うよう超音波で回復を早めるのが先決か。
夜、母が ”やることリスト” を持ってきた。
- 水道
- ガス
- TEL
- 郵便局
- 銀行
- 警察
- カード会社
なるほど面倒くさい。
ここで、ふと思い出した。
予約中の荷物がある。
Amazonや楽天ではないが、発売と発送を楽しみにしている商品が2つある。
ひとつは応募者全員に無料送付のミニフィギュア。
もうひとつは予約瞬殺もののぬいぐるみ。
予約中の住所変更は可能なのかどうか。
郵便局が配達するものなら、郵便局に移転届を出していれば1年間は旧住所の宛先が書かれていても、新住所の方に送ってくれるが、郵便局とは限らない。
調べたところ、どちらもお問合せフォームがあった。
「引っ越しするんだけど今から会員情報書き換えても発送に反映できる?」という旨の内容を丁寧に書いて送信した。
返事待ちである。
10月3日
朝から窓を磨くことになった。
超大型だと言われた台風10号の際に窓に張り付けたガムテープの後処理が残っていたのだ。
あの時は台風の準備でありとあらゆる店から布テープと養生テープが消えた。
家にあった布のガムテープも残りわずかで、仕方なくクラフト用の紙製のガムテープを張った。
そして台風が過ぎてから剥がしてみると、見事に紙製ガムテープだけが窓にこびりついたままだった。
毎朝少しずつ地道に剥がしていたのだが、引っ越しが迫っているので悠長にしている場合ではなくなった。
このままでは窓ガラスの清掃代、最悪、張替え代を請求されかねない。
用意したのは
- 油汚れ用マジックリン(緑のパッケージの泡スプレー)
- 捨てる予定の古いタオル
- 100円均一の除光液
- 激落ちくん(白い消しゴムみたいな高密度スポンジ)
水で濡らしたタオルでガムテ部分をふやかしたりこすったり。
マジックリン吹き付けてタオルとか激落ちくんでこすったり。
透明な接着面だけになったら激落ちくんに除光液をつけてこすったり。
除光液はとても強力である。
いわゆる "シンナー" なので絶対に換気が必要。
あの匂いは意外とすぐに慣れてきてしまう。
母が平気で毎朝マニキュアを塗るのは、鼻がおバカになってしまっているからだと思っている。
激落ちくんも除光液を付けて窓に抑えつけるとどんどん溶けて行っているのではないだろうか。
auの店舗に行く15時までずっと作業をしていたが最後の方には2人して「指がガサガサになった」と言い合った。
続く